今回は、アンビシャス 北海道にボールパークを作った男たち
を紹介したいと思います!
この本は、日本ハムファイターズの本拠地移転に関わる物語です。
なぜ、移転する必要があったのか?なぜ北広島?
疑問に思っている方にはおすすめです!
移転を巡る、非常に熱いこころ震える物語です。
ぜひ、感動してほしです。
作品情報
この本は2023年3月に文藝春秋から発売されました。
作者は鈴木忠平さん
鈴木さんといえば、
あの最高傑作「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」の作者です。
展開
この本は、
北海道日本ハムファイターズの球場移転を巡る物語で、
それに携わった人たちの物語です。
- 第一章 流浪する者たち
- 第二章 眠れる森
- 第三章 フィールド・オブ・ドリームス
- 第四章 食肉王の蹉跌
- 第五章 アンビシャス・シティ
- 第六章 リトル東京のジレンマ
- 第七章 創造と、想像と
- 第八章 ラストイニング
- 第九章 運命の日
球団、日本ハム本社、札幌市、北広島市・・・
それぞれに物語があり、主人公がいます。
読むきっかけ
この本を読むきっかけは、僕が野球が好きだからです。
野球に関する本を色々と調べていて、この本にたどりつきました。
北海道にボールパークを作る物語、、、面白そうだなぁと思って注目していました
そんな中、たまたま今度北海道に行くことになりました!
そして、エスコンフィールドにも行けそうなのです!
それを踏まえて、この本は読んでおかねばと思って、
読んできました。
しかも、この本の作者はあの鈴木さん!
これは読まなければと思いました。
鈴木さんの作品では、「嫌われた監督」
この本は、超面白かったです。感動しました、胸が熱くなりました。
そういった経験からもこの本も、
自分を熱くさせてくれるのでは?という期待が高まっていました。
タイトルの意味
アンビシャス
というタイトルですが、
これはかのクラーク博士の言葉のことです。
実は、北広島市は クラーク博士がアメリカに帰国する際に
Boys be ambitious 青年よ大志を抱け
という言葉を残した土地なのです。
北広島市という、小さな町が
最終的には移転の地となるのですが、
その運命を非常に感じますね!
北海道にボールパークを創った男たち
というタイトルですが、
北海道 この地に野球が根付いたのは
ここ20年の話です。
元々は東京ドームを本拠地としていた日本ハム
が拠点を移して、今や道民の心の拠り所となりました。
今や、北海道=日本ハムは当たり前ですよね。
しかし、問題は山積み・・・というのが
今回の拠点の原動力となります。
ボールパーク そういった中で
本拠地を移転させる という流れで
これまでにない施設を作るんだ!
ということに至ります。
この日本ハムの移転を巡って
一般の人にとっては、なぜ?移転
なぜ?北広島・・・
というのをすごく思ったと思います。
そういった疑問はこの本を読めば納得できます!
テーマ アンビシャス
アンビシャス ということで、
この本は大志を抱くこと、フロンティア精神がテーマとなっています。
本当の危機感から目をそらさずに、
ここでは札幌ドームの様々な潜在的な問題を
しっかりと捉えることが原動力となっています。
また、固定観念なく
選択肢は、最終的には札幌ではない場所となります。
けど、これは理念あってのことでした。
このようなことが大切なのだと思いました。
読みやすさ
展開の切り替わりが多く、様々な登場人物が出てきます。
けれども、どの登場人物にも
感情移入できますので、非常に読みやすいです。
日本ハムの移転の裏話に興味がある人、
熱い話を味わいたい人には おすすめの一冊となっています。