「得点期待値と得点確率って何が違うの?」
「得点期待値0.80なら、80%の確率で得点できる?」
「野球ではどちらを使えばいい?」
こんな疑問を解決します。
得点期待値と得点確率は似た言葉ですが、意味はまったく違います。
簡単にいうと、
得点期待値=その状況から平均何点入るか
得点確率=その状況から1点以上入る確率
です。
この記事では、得点期待値と得点確率の違いを具体例を使ってわかりやすく解説します。
得点期待値と得点確率の違い

得点期待値は「平均何点入るか」
得点期待値は、ある走者・アウト状況からイニング終了までに入る平均得点を表します。
例えば得点期待値が0.80なら、
その状況から平均0.80点入るという意味です。
得点確率は「1点以上入る確率」
得点確率は、その状況からイニング終了までに1点以上入る確率です。
例えば得点確率が60%なら、
100回同じ状況があった場合、約60回は1点以上入ったことを意味します。
得点期待値0.80=得点確率80%ではない
ここが最も間違えやすいポイントです。
得点期待値0.80だからといって、80%の確率で得点できるわけではありません。
得点期待値と得点確率は、そもそも計算しているものが違います。
なぜ得点期待値と得点確率は違う?
得点期待値は2点や3点も反映する
得点期待値では、2点取れば2点、3点取れば3点として計算します。
そのため、複数得点したケースも数字に反映されます。
得点確率は1点でも3点でも同じ
得点確率では、
1点取った場合も、3点取った場合も、
どちらも**「1点以上取った」として扱います。
「多く点を取る」と「1点を取る」は違う
得点期待値は、
どれだけ多く得点できるかを見る指標です。
一方、得点確率は、1点以上取れる可能性を見る指標です。
野球ではどう使い分ける?
得点を最大化したいなら得点期待値
攻撃全体として、
どの作戦がより多くの得点につながるか
を見るなら、得点期待値が役立ちます。
1点を取りたいなら得点確率
一方、
とにかく1点取ればいい
という場面では、得点確率も重要です。
終盤やタイブレークでは得点確率も重要
例えば、
・9回同点
・サヨナラの場面
・延長戦
・タイブレーク
などです。
こうした場面では、大量得点よりも1点を取ること自体の価値が高くなります。
まとめ|得点期待値と得点確率は別の指標
得点期待値と得点確率の違いは次の通りです。
指標
意味
得点期待値
その状況から平均何点入るか
得点確率
その状況から1点以上入る確率
特に重要なのは、
得点期待値0.80=80%の確率で得点できるわけではない
という点です。
得点を最大化したいなら得点期待値。
1点を取れる可能性を見たいなら得点確率。
この違いを理解すると、送りバントやタイブレークなどの作戦もより深く分析できます。
