野球で三振をKと表すのはなぜなの?
ドクターKというのも聞いたことあるけど詳しく教えて!
こんなお悩みを解決します。
☑著者のプロフィール
小さいころからドラゴンズファン
中学の頃にマネーボールを読んで感激
もっぱら見る専門!独学でセイバーメトリクス歴5年
三振をKと表すのはなぜ?
結論、発音でKが耳に残るから
三振をなぜKとあらわすのかについて
Kが何かの頭文字ということはありません。
三振は英語でStrike outです。
これを発音すると
ストラックアウト!
ストラッ”ク” アウト!で
”ク”にアクセントが来ます。
このアクセントが由来で
三振はKとなりました。
三振をKと表すには歴史を知る必要がある
なぜ発音からKをとってきたのか
三振がKと表されるのを知るには
歴史を紐解く必要があります。
まず、1800年代にジャーナリストが
野球の試合についてスコアをつけ始めました。
今もありますが、各打者の結果を
記録したんですね。
そこで、プレーについていくつか
当て字を作っていきました。
三振は=strike out
ということで、
Sを使おうと思った
しかしながら、
SはSacrifice =バントで使ってしまっていたようです。
そこで、ほかの当て字をあてがう必要がでてきたんですね。
そのため、struck out!
クッ にアクセントがある
それでKとしました。
空振りのKではない
よくある勘違いとして空振り(karaburi)のK?
と言った考えがあります。
しかし、これはもちろん違います
Kという表記はなんといっても、
1800年台からアメリカで
使われています。
アメリカが発祥ですから、
空振りという言葉から使われたということはありません。
ちなみに、英語の場合は
空振りはスイングswing
その場合でもSということになりますね
SOという表記も使われている
一方で、現在のメジャーリーグでは
Strike out でシンプルにSO
という表記も使われています
こちらはMLBのホームページに表示されているランキングです。
ちなみに、2023年の最多奪三振は
ブレーブスのスペンサーストライダーで281奪三振でした。
見逃し三振だと左右反転のK
三振の場合、全てKとなります。
一方で、空振り三振と見逃し三振を
区別したい場合は
見逃し三振を左右逆のK
というように表記することもあるようです。
ドクターKはどういう意味?
ドクターKは奪三振能力の高い投手のこと
ドクターKという言葉がありますよね。
このKも三振のことを現しています。
ドクターKという言葉は、
高校野球界でよく言われる異名の気がします。
みちのくのドクターKとかよく聞きますよね。
ドクターKはドワイト・グッテン投手のこと
ドワイト・グッテン投手は
1982年ニューヨークメッツからドラフト指名され、
1984年メジャー19歳でメジャーデビューし
31登板で276奪三振という記録をたたき出しました。
彼がドクターK呼ばれていて、
その後奪三振能力の高い投手はドクターKと呼ばれるようになりました。
ストレートのキレがあって、空振りがとれていますね。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
- 三振をKと表すのは発音上Kが耳につくからです
- ドクターKという異名も奪三振能力が高い投手のことを言います
野球の雑学について学ぶと野球観戦がさらに楽しくなるのは間違いなし!
身近の野球オタクとの話のネタにぜひ!