出塁率というのを聞いたことがあるけどどういう意味なの?
明日職場で話せるように詳しく教えて!
こんなお悩みを解決します。
☑著者のプロフィール
小さいころからドラゴンズファン
中学の頃にマネーボールを読んで感激
もっぱら見る専門!独学でセイバーメトリクス歴5年
出塁率を解説
出塁率は野球の攻撃面の評価の一つです
打者の能力をはかる指標となっています
計算の仕方は
(安打数+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)
となります
ざっくりいうと、四死球も含む出塁を現していて、
すなわち、アウトにならない割合といえます。
出塁率が必要な理由
出塁率を考える上では
以下の2つのポイントがあります。
- ヒットと四球に違いがあるのか?
- 四球とホームランを同じとみなしていいのか?
これについて解説してみます。
ヒットと四球に違いがあるのか?
ヒットも四球も1塁にランナーが出るイベント
もともと、野手の指標には
安打の割合である打率が
が多く用いられてきました。
打率の計算過程においては四死球での出塁は
計算されません
四死球は打席にカウントされないです。
つまり、なかったことにされます。
しかし、単打と四球同じ出塁に何か差があるのでしょうか?
どちらも、バッターが1塁にすすむ
そういった観点から分析をしていくと
安打も四球も特に違いはない。
四球を選ぶことも才能である
といえます。
※細かな違いでいうと、ランナー1塁で
ライト前ヒットを打った場合
1塁ランナーは3塁まで進塁することができます
そういった面では安打の方が
若干優れているとも言えます。
具体例で解説
以下たとえを使って解説してみます。
①100打席あって50本単打で50アウトの場合
→打率は5割 出塁率5割です
②100打席あって50四球選び、50アウトの場合
→打率は0割 出塁率は5割です
打率で見ると大きな差ですが、
実際どちらも野球の得点への貢献はおなじなはずです。
また、打率3割打者を考えた場合
①100打数30安打
②130打数30安打30四球
後者の方が倍ほど塁を賑やかしていて、
貢献しているように感じます
四球とホームランを同じとみなしていいのか?
アウトにならない場合すべて同じ価値となる
一方で、出塁率で評価をする場合、
四球とホームランが一緒の価値となってしまいます。
四球であろうとホームランであろうと
どちらも同じ出塁であるとみなされてしまいます。
出塁率で見た場合には、
四球、死球、ヒット、ツーベース、ホームラン
全て同じ出塁とみなされます。
具体例で解説
ホームランのことはイメージが湧きやすいと思います。
①10打数5四球の場合
→出塁率5割
②10打数5ホームランでも
→出塁率5割です
一方、打率で評価したとしても
①10打席5ヒット
②10打席5ホームラン
→どちらも打率5割です。
そういった出塁率には良い面悪い面があります
この点を改善させようとして開発された指標があります。
それがOPSです。
OPSへの展開
出塁率の良い面悪い面を反映
OPSとは、野球の攻撃面の評価の一つです
打者の能力を図る指標のうちの一つです。
計算の仕方は 出塁率+長打率 となります
この指標は出塁率の特徴を上手にくみ取っています。
- ヒットと四球に違いがあるのか?
- 四球とホームランを同じとみなしていいのか?
OPSにおいては、ヒットと四球が同じように評価されます。
また、四球とホームランも重みづけして評価するようになっています。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
- 出塁率は打撃の指標の一つであります。
- 出塁率には良い面、悪い面があります。
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