野球雑談

【野球】スタットキャストとは?日本において導入はされているのか?導入への課題も検討

スタットキャストってなに?

日本ではスタットキャストが導入されているのか教えて!

 

こんな疑問を解決します。

 

☑著者のプロフィール

小さいころからドラゴンズファン

中学の頃にマネーボールを読んで感激

もっぱら見る専門!独学でセイバーメトリクス歴5年

スタットキャストとは?

スタットキャストは、アメリカのメジャーリーグベースボール(MLB)で導入されているデータ解析ツールであり、

ステレオカメラやレーダーを使用して選手やボールの動きを高速・高精度に分析するためのもの。

2015年にMLBのすべての本拠地球場に導入された

2015年からMLBすべての球場に導入され、

あらゆるプレーがデータ化されています!

これをネット上で見ることができるんです!

 

スタットキャストは日本で導入されている?

日本では導入されていません

日本においては、

まだスタットキャストは導入されていません。

 

一方でスタットキャスト技術の根幹を担う

トラックマンやホークアイについては

多くの球団で導入が進んでいるようです。

 

そもそもスタットキャストとは?

スタットキャストとは統合されたシステムである

統合されたシステムというのが、どういうことかというと

2003年には、デンマークのTRACKMAN社によって「TrackMan」が開発されたが、

この技術をMLBアドバンスドメディアメディアが活用し、

ChyronHego社の「TRACAB」のデータをもとに、

グラウンド上の選手の動きやボールの位置、方向、速度などのデータを計測するシステムを制作した。

それが「Statcast」である。

統計学が見つけた野球の真理 より引用

 

つまり、球の動きと選手の動き

それらを統合してデータ化しているということですね。

 

トラックマンやホークアイは導入されている

一方でスタットキャストの要素の一つである、

トラックマンは広島を除く11球団で導入されているようです。

 

また、トラックマンに類似する

ホークアイについて導入している球団もあります

日本ではヤクルトスワローズが最初に導入

その後いくつかの球団も導入しているようです。

 

トラックマンとホークアイの違いについては

  • トラックマン:レーダーを活用
  • ホークアイ:画像を活用

こまかい技術の違いはないですが、

ホークアイの方が優れた技術のようです。

 

メジャー球団においては、トラックマンからホークアイへの移行が

行われたようです。

なぜ日本でスタットキャストの導入がすすまないなか?

自分なりに考察してみます。

日本においてスタットキャストは導入されていません。

なぜ、日本においてスタットキャストが導入されていないのか

自分なりに考察してみます。

 

主な理由としては、

  • データ分析できる人材がいない
  • 金額の問題
  • 日米での野球のエンタメ化の違い

といったことがあるのではないでしょうか。

 

まず、人材がいない

まず、日本ではスポーツにデータを用いるということが

まだまだ一般的ではないと思います。

 

アメリカと比較しても、データを分析して、それを生かすというところで

遅れているという印象ですね

経験論的な指導が多いのではないでしょうか。

 

そういう現状で必要と思われていないため

人材が必要とされないという結果になっているように感じます。

 

また、大体な抜擢

例えばチームの主要なスタッフに

データ分析を得意とする人をいれるという

風土もまだないように感じます。 

 

しかしながら、データ使用は少しずつ増えているようには感じます。

例えば、野球中継での球の回転の表示など・・・

少しずつ浸透してきています。

 

また、日本野球はアメリカから色々と学んで

システムを変えていくこともあるので

今後データをより活用するようになってきたら

スタットキャスト導入もあるのではないでしょうか。

 

金額についても厳しい

スタットキャストを全球団に導入となると

金額面で敷居は高いのかもしれないです。

 

おそらく、ホークアイを利用するとしても

一つの球場に何台も導入する必要があり

それをメンテする必要もあります。

 

また、膨大なデータになるので、

それをどう保存するのかも

課題になってくるでしょう。

 

MLBではエンタメ化されている

一方でMLBでは、その辺りが仕組み化されているようです。

 

どういうことかというと、

データの公開をサブスク化しているようです。

お金を払ってでもデータを見たい

という一定のファン層を取り込んでいるようです。

 

ビジネスとしての野球は

アメリカと日本ではとても違っていると思います。

  

そういったビジネス的課題からも

日本のスタットキャスト導入には少し時間がかかるかもですね

 

やはり、MLBのように プロ野球でもあらゆるデータを自由に見られたら面白いですよね

例えば、ホームランの飛距離や打球速度

ピッチャーの変化球の回転なども見られるんですよ!

 

ぜひとも期待です。

まとめ

ここまでの内容をまとめます。

  • スタットキャストは日本ではまだ導入はされていません
  • しかし、打球を測定する技術は一部導入されています。
  • 日本での導入にはいくつか課題があります

野球データについて学ぶと野球観戦がさらに楽しくなるのは間違いなし!

身近の野球オタクとの話が盛り上がること間違いなし!

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