「野球のHQSって何?」
「何回を何失点に抑えればHQSになる?」
「QSとは何が違う?」
こんな疑問を解決します。
結論からいうと、
HQSとは、High Quality Start(ハイクオリティ・スタート)
の略です。
先発投手が、
「7回以上を投げて、自責点2以下」に抑えるとHQSとなります。
例えば、7回2失点(自責点2)ならHQS達成です。
この記事では、HQSの条件やQSとの違いを、野球初心者にも分かりやすく解説します。
HQSとは「7回以上・自責点2以下」
HQSはHigh Quality Startの略
HQSは、
High Quality Start(ハイクオリティ・スタート)の略です。
条件はとてもシンプルです。
先発投手が7回以上を投げて、自責点2以下に抑えること
この2つを両方満たせばHQSになります。
NPBでも、ハイクオリティースタートを「投球回7回以上、自責点2以下」と表現しています。
HQSになる具体例
例えば、次のようになります。
| 投球内容 | HQS? |
|---|---|
| 7回0自責点 | ○ |
| 7回1自責点 | ○ |
| 7回2自責点 | ○ |
| 8回2自責点 | ○ |
| 9回2自責点 | ○ |
| 7回3自責点 | × |
| 6回2自責点 | × |
| 6回2/3・0自責点 | × |
ポイントは、
「7回以上」と「自責点2以下」の両方が必要
ということです。
どれだけ失点を抑えていても、6回で降板すればHQSにはなりません。
逆に8回まで投げても、自責点3ならHQSにはなりません。
HQSとQSの違い
QSは6回以上・自責点3以下
HQSと一緒によく出てくるのがQS(Quality Start)です。
QSの条件は、
6回以上・自責点3以下です。
HQSと比較すると次のようになります。
| 指標 | 必要な投球回 | 自責点 |
|---|---|---|
| QS | 6回以上 | 3以下 |
| HQS | 7回以上 | 2以下 |
つまりHQSは、QSよりも
1イニング長く投げて、さらに自責点を1点少なく抑える必要があります。
なぜHQSが注目される?

7回まで投げるとリリーフの負担を減らせる
HQSでは最低でも7回まで先発投手が投げます。
つまり、9回までの試合なら残りは2イニングです。
先発投手が早い回で降板すると、多くのリリーフ投手が必要になります。
一方、先発が7回まで投げれば、リリーフ投手の負担を抑えやすくなります。
単に失点を抑えるだけではなく、
長いイニングを投げるという点もHQSの重要なポイントです。
7回2自責点なら防御率換算で約2.57
HQSの最低ラインである、
7回2自責点を防御率に換算すると約2.57です。
計算すると、2 ÷ 7 × 9 = 2.57となります。
一方、QSの最低ラインである
6回3自責点は、防御率換算で4.50となります。
防御率3点ぐらいが一つ目安になるとおもいますので、
やはりエースといわれる投手はHQSをある程度達成する必要があります。
HQSを見るときの注意点
「失点」ではなく「自責点」で判断する
HQSで使われるのは、単純な失点数ではなく自責点です。
例えば、
7回3失点・自責点2
という投球内容だった場合でも、条件上はHQSになります。
守備のエラーなどによる非自責点は、HQSの自責点数には含まれません。
そのため試合結果だけを見るのではなく、投手成績の**ER(自責点)**を見る必要があります。
HQSだけで投手の能力すべては分からない
HQSは分かりやすい指標ですが、投手の能力をすべて表せるわけではありません。
例えば、
- 奪三振数
- 与四球
- 被安打
- 被本塁打
- FIP
- WHIP
などはHQSには反映されません。
同じ7回2自責点でも、
「10奪三振・無四球」
と
「被安打10・四球4」
では、投球内容はかなり違います。
そのためHQSは、
先発投手が長いイニングを投げ、試合を作れたかを見るシンプルな指標
として使うのがおすすめです。
まとめ|HQSは7回以上・自責点2以下
HQSとは、
High Quality Start(ハイクオリティ・スタート)
の略です。
覚える条件は2つだけです。
- 7回以上を投げる
- 自責点2以下に抑える
QSは「6回以上・自責点3以下」なので、HQSの方が条件は厳しくなっています。
野球中継などで、
「今日の先発はHQSを達成しました」
と聞いたら、
7回以上を投げて、自責点2以下に抑えた
と覚えておけば大丈夫です。
HQSやQSのような指標を知っておくと、勝敗や防御率だけではなく、
「先発投手がどれくらい試合を作ったのか」
という視点でも野球を楽しめるようになります。
私自身、中学生のころに読んだマネーボールで野球データの面白さに深く感動
多くの野球ファンに、野球データで違った側面から野球を見てほしくて情報発信してます!