データ分析で野球を楽しむ

セイバーメトリクスに欠点はある?|万能ではない理由を徹底解説

セイバーメトリクスには欠点があるの?

データ分析は万能なの?野球が全部わかるの?

 

セイバーメトリクスは、今や野球分析の常識になりつつあります。

 

しかし本当に「完璧な指標」なのでしょうか?

 

この記事では、セイバーメトリクスのメリットとともに、見過ごされがちな“欠点”に焦点を当ててわかりやすく解説します。

 

☑著者のプロフィール

野球観戦がライフワーク。

ドラゴンズを中心にMLB~高校野球まで

データも使って野球を楽しむ日々です!

 

セイバーメトリクスとは

セイバーメトリクスとは

野球のデータを統計学的にあらゆる角度から分析し、

新たな法則を発見することです。

 

それによって、これまでにない価値観を生み出すことを目的とします。

 

これまで多くの分析がされました。

データに基づく新たな価値観は旧来の経験による野球観を全く覆すものとなってきています。

 

→セイバーメトリクスって何?という方は、まずはこちらの記事をご覧ください!

 

セイバーメトリクスの利点は?

セイバーメトリクスは

データを用いて客観的に野球を見直すというものです。

 

そういったセイバーメトリクスについて

まずは、利点について紹介します。

 

ここでは、3つ紹介します。

  1. 選手の真の価値がわかる
  2. データがあれば分析できる
  3. 信念を持った一貫した対応が可能となる

選手の真の価値がわかる

まず、セイバーメトリクスを利用した

客観的な評価により

先入観のない評価ができます。

 

データを利用していますので

選手の好き嫌いや

過去の実績というものも超えて行きます。

 

先入観を持っていると、見えなくなるものを

セイバーメトリクスは明らかにしてくれるのですね。

データがあれば分析ができる

セイバーメトリクスの利点の2つ目として

セイバーメトリクスは難しいものでなく、

データがあれば分析ができるという点があります。

 

セイバーメトリクスの原点として以下のような

面白い話があります

セイバーメトリクスの父・ビルジェームズは

審判が試合にどう影響するのか?天気がどう影響するのか?

球場がどう影響するのか?なども調べていたようです。

 

興味をもった内容について、

理屈で考えてみて

それを実際に分析すればいいのです。

 

野球データ分析は何も専門家しかできない訳ではなく、

素人でも十分できるんですよ!

信念を持って一貫した対応ができる

セイバーメトリクスは、データを使った

客観的な評価です。

 

そのため、その分析に基づき

一貫した対応ができるようになります。

 

例えば、選手としては、

出塁率を上げるようにプレースタイルを変える であったり、

打球の角度を変えて行くであったり

 

コーチとしては

データを用いて選手を評価したりできるようになります。

 

セイバーメトリクスの欠点は?

このように、セイバーメトリクスには

これまでの野球観を覆すすごい力があります。

 

一方で、もちろん欠点もあります。

その点は忘れないでいてほしいです。

  1. あくまで統計学である
  2. 測定できないものは分析できない
  3. トレンドの移り変わりがある

 

あくまで統計学である

セイバーメトリクスの原則は

データを統計学的に客観的に分析する

ということに尽きます。

 

統計学は平均的なものであります

そのため、外れ値も存在します。

 

ワンプレーワンプレーを見てみると

必ずしも、統計学的な分析に合致するとは

限らないです。

測定できないものは解析できない

セイバーメトリクスの原点は

データを分析することにあります。

 

古くは得点には、何が関連するのか?

最近では、体のメカニクスをセンサーで

測定したりしています。

 

しかしながら、測定できないものは

分析できないということがあります。

 

例えば、チャンスに強いというのは

どうやって測定すればよいのでしょうか?

また、怪我をしにくい選手というのは

どうやって測定すればよいのでしょうか?

 

ただ、これらの分析は今後

できるようになってくると感じています。

 

それば、テクノロジーの進化によって

可能になるのではないかと考えます。

トレンドの移り変わりがある

セイバーメトリクスは

過去のデータを用いて分析します。

 

それ故に、新たな戦術に対して

敵チームはそれを上回る戦術を考えてくるようになります

 

それ自体が、全体のレベルを上げることに繋がるのですが、、、

 

なので、選手・コーチ・チームとして

常にアップデートをしていく必要があります。

 

まとめ

ここまでの内容をまとめます。

セイバーメトリクス=野球をデータで分析することは完璧で万能なような感じがします

 

けれども、以下のような欠点もあります

  • あくまで統計学である
  • 測定できないものは分析できない
  • トレンドの移り変わりがある

そういったことを理解しているとデータに踊らされることはないでしょう

 

セイバーメトリクスを理解すると、野球観戦がさらに楽しくなるのは間違いなし!

身近の野球オタクとの話が盛り上がること間違いなし!

 

→セイバーメトリクスについて深く知りたい人は以下の記事も読んでみてください! 

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